ダイエットの基礎知識
皮下脂肪と内臓脂肪
同じ脂肪といっても体脂肪には2種類あります。まずは皮膚のしたに貯蔵される皮下脂肪です。そして小腸の間の腸管膜や肝臓、腎臓などの周囲にたまる内臓脂肪があります。
脂肪太りのうち女性によく見られるのは下腹部やお尻、太ももなどの下半身に皮下脂肪がつくタイプです。下半身肥満はスタイルの面では不満ですが、生活習慣病などの面ではそれほど問題にはなりません。
男性に多く見られるのが、下半身は細く、お腹の皮下脂肪はあまり厚くないのに体脂肪率をはかってみると30%以上という判定が出てしまう内臓肥満タイプです。健康面からみると内臓肥満は糖尿病や高脂血症、動脈硬化などの生活習慣病との関連性が強いといわれています。健康面で危険なのは内臓脂肪です。
男女で体脂肪のつきかたが違うのは性ホルモンの作用によります。男性ホルモンは内蔵脂肪の蓄積を刺激し、女性ホルモンは下半身の皮下脂肪の蓄積を刺激するのです。女性でも更年期を過ぎると女性ホルモンの分泌が衰えるため、皮下脂肪に加えて内臓脂肪も増えてくるので健康面でも安心してはいられません。
皮下脂肪はつきにくく落ちにくいという特徴があり、逆に内臓脂肪は脂肪代謝を頻繁に行っている肝臓の周囲にあるため、脂肪が蓄積しやすく比較的早く減量効果があらわれます。急に肥満になった場合は内蔵脂肪になりやすく、すばやくダイエットを始めることで脂肪分解がしやすいのです。放っておくとしぶとい脂肪細胞になってしまうので注意しましょう。